蔵元:亀齢酒造
産地:広島県
日本酒度:+6
“「鶴は千年、亀は萬年」の言葉のごとく、長命と永遠の繁栄の意をこめて「亀齢」は名づけられました。
大正6年、醸造技術が抜群で日本最初の名誉賞を受賞。最近では、昭和43年に引き続き昭和47年に業界の
権威広島杜氏自醸酒品評会において500中第1位、平成元年名だたる名酒が競う西条清酒品評会において第1位。
その他全国新酒鑑評会において金賞、銀賞を数限りなく受賞。
最高級の酒造好適米として知られる広島県産八反など大粒の酒米を厳選。
「心白」と呼ぶ米の中心部のみを使用するという惜しみなさは、「米を白くするほど良い酒ができる」
という酒造りの第一条件に忠実であろうとする“亀齢”の心意気です。
最上の水と言われる西条の水。硬度5~6の伏流水が名酒“亀齢”と呼ばれる独自の芳香、格別の旨さ、爽快な喉越し。
また、名醸の地には、必ず理想的な気候条件がそなわっています。
海抜200メートル、清浄な空気、清酒の仕込み期間である11月から3月までの間の西条盆地の寒冷な気候が
名酒“亀齢”を生むのです。
80%と低精白ながらも、雑味の少ないしっかりと米の旨味をたたえた、とても良い純米酒に仕上がっています。
辛口タイプでキレもよく、オーソドックスなスタイルの日本酒です。
冷えた状態から、常温、御燗まで幅広い温度帯で楽しむことができます。
この価格にして、安定した酒質を保ち、多くの飲み手に受け入れてもらえる純米酒はなかなかないと思います。
まさに、“定番酒”として末永く付き合える一本ではないでしょうか。
『万事酒盃中(ばんじさけさかずきのなか)』とは「世の中の全ての出来事はお酒の入った盃の中で起こる事のようなものだ」
という意味だそうです。
《店長後藤の個人的評価》
香り:★★
味わい:★★★
すっきり感:★★★★
後味:★★★